ワットモーイ  オランダのフラワーアレンジメント教室

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2007年 10月 16日

4月29日(火) チューリップが咲き誇るキューケンホフ公園へ。

早めの朝食。ホテルのオーナーは、ゆで卵を肩から出したりする手品をして、私たちを喜ばせる。 二歳の息子はかわいい。(眠そうで不機嫌そうな顔) カップヌードルをお箸と一緒に置いてくれている。 9時までにキューケンホフ公園に到着。 朝早めについたおかげで、人はまだ少ない。 チューリップのネクタイをした門番のおじいちゃんと記念写真。 やっぱりチューリップの季節のキューケンホフには来ておくべき、と思うほど美しい。 朝のうちは寒く、曇っていた空もお昼に近づくほど、晴れわたってきた。 金谷氏は「一人にしてあげなきゃ」というマルガリータの心遣いもあって、きっといいチューリップの写真を撮影できてそう。
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10時半、キューケンホフの真ん中にあるティーショップで、お茶とケーキを楽しむ。  12時半に入ってきたゲートのところで、再び待ち合わせ。 迷子になってしまうほど、人が増えている。 世界中からここに来ている人たちかもしれない。 人はみんな花とか自然が好きで、戦争なんかは誰も望んでいないはず。 美しい森と花、そしてきれいな湖と海、憎み合わない人たちで地球を守ることができればいいのに。 それでなくとも人は悩み、病み、死と対面しなければならない苦しみがあるのだから。
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タクシーにてライデン市内へ。 レストランで昼食。 カーラ、ツルディが一緒に参加。 パンネクーケン、スープ(オニオン or マスタード・・・マスタードスープは初めて、かなり美味)、サラダ、パンなど、とてもおいしかった。

そのあとツルディーにスーパーマーケットへ連れて行ってもらい、アップルストロープ(黒いりんごジャム)、紅茶、コーヒー、ポケモンのお菓子などを買い、ホテルへ。 郵便局が17時半までなので、買ったものや重すぎるものを箱に詰めて送ることにする。 どこで用意してくれたのか体重計があり、自分だけが乗り、箱を持って乗り、と何回もくりかえし、安く送れるよう何回も箱の中身を入れ替える。 カーラさんは落ち着いて私にどちらが安いか説明をし、汗をかいてパッキンを手伝ってくれ、ふたつの箱を1個ずつ持って17時 20分に郵便局へ。 「箱にアドレスと名前を書いてない」と言われまた焦ってしまう。 帰りに花の切手を娘をおみやげに買う。 カーラさんのおかげで無事荷物を出せ、ほっとした。

by watmooi | 2007-10-16 17:31 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 16日

ミッシェル・バカールのレッスン

Mariko 大きな透明のガラスの水盤
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フレンチチューリップ
チューリップ・ヨコハマ
シルバーモスのついた枝
グラス







Yoko 平たい長方形の箱型の石のベース
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紫のアネモネ
忘れな草
シダ
ガラスチューブ(ブルー)
モス







Masayo 銅色の金属の四角のベース
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白樺のまっすぐな太目の枝 5本
フェリチラリア
エルムレス
クリスマスローズ
アンスリウム
セロシア
ヤツデ




Akiko 透明のガラスのバケツ型(直径30~40cm)
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色とりどりのバラ 100本以上
アスクレピアス










Keiko 透明のガラスの垂直なベース(直径30cm以上)
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ためのきく枝 2抱え
ワイヤー
フェリチラリア 15本

by watmooi | 2007-10-16 17:24 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 16日

4月28日(月) アムステルダム近郊の街、ザーンダムにてミッシェル・バカールのレッスン。

朝食後、ホテルの中庭を少し散歩。 マルガリータのお母さんと再会を約束し、Bye-byeをする。 彼女はタクシーでアルクマールへ。 出発の前、ホテルの前にあるスーパーでミネラルウォーターを買い、バスでザ-ンダムへ向かう。 今日はいよいよ5つ目、最後のレッスンだ。
ホテルから30分くらいで De Versierders のワークショップに到着。 水色の倉庫のような建物が3棟ほどあって、その中の一つにドアの開いた建物があり、中に入ってびっくり。 中にはたくさんの花。 2階へ上がると、レッスン用のベース・オアシス・花がデザインごとに分けて置かれている。 ミッシェル・バカールが自己紹介。 5つ星のホテルやレストランから注文があるそう。 私たちもKeiko, Akiko, Mariko, Masayo、Yokoなど自己紹介。 Yokoのところでマルガリータがビートルズのミッシェルを口ずさみ、Yokoが「ONOではないですよ」と言うと、ミッシェルが「このチューリップはYokohamaだ」なんて言っている。 これからすごくたくさんの花で大きなアレンジを作るのに、なんと和やかなムード。 私たちも今回の花ツアーで成長したのかもしれない。
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どのデザインを誰がしたいか、もめることなく決まり、早速ミッシェルが説明したとおり、それぞれが嬉しそうに作品に取り掛かる。 花器を持って帰りたい気持ちがある人も、もう無理とあきらめた人も、今は一生懸命製作している。 ミッシェルはとてもいい先生だ。 デザインのサポートも良いし、説明はわかりやすく、また生徒の個性を引き出す手前でやめておくのもさすがだ。 私が見せた生徒作品展やウェディングの写真、カレンダーなどを見て、とてもハイレベルだとほめてくれている。 アレンジが出来上がっていく途中でも、「生徒はみんなハイレベルだ」、と私に言ってくれた。 何よりも嬉しい一言。
帰り際、ミッシェルは「日本に呼んで欲しい」、と私に言った。 知名度はないが、彼のような人はきっと、とてもいいデモをしてくれそうだ。 お昼ごはんにたくさんのサンドイッチとケーキ、お茶をごちそうしてくださった。 ミッシェルの奥様、そしてかわいいの二人の娘さんたちとさよならをして、バスは一路ライデンへ。 ザ-ンダムからライデンまでのバスの中、すべてのレッスンに私たちがとても満足していること、ここまですべて無事に来たこと、そんな重要ポイントを乗り越えたことで、マルガリータはきっと胸がいっぱいになったのだろう、涙が止まらなくなっていた。 私が振り返ってマルガリータの手を取ると、また涙が。 がんばってくれたマルガリータのおかげで、私たちはずいぶん楽しんでいます。

14時ぐらいにライデンのホテルに到着。 運河に面した古いホテル。 街へ出て、ショッピング。 夕食は今までに3回訪れたヨハン・スタム先生のフラワーショップ・フィオリの斜め前のレストランで。

by watmooi | 2007-10-16 17:11 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 16日

4月27日(日) ボートにてフローリスト・ロータスの出張レッスン。

8時に朝食。 食後、炊飯器でお昼ご飯の用意。 タイマーを合わせてご飯を炊く。 今日はあのおしゃれなフローリスト・ロータスから、若い女の先生ジャニースが出張レッスンに来てくれる。 予想外に大きなガラスのベースにツルを巻きつけ、グロリオサ、ピンクッション、アスクレピアス(ハラン)、リュウカデンドロン、アワなどの花を入れていく。 エキゾチックなアレンジ。 みんなだいたい同じものを作ったが、オランダなのだから、もう少しデコラティブなウェディングブーケみたいなものがよかったかな。 残念ながら、ガラスの花器はトランクの中に入らず、持って帰れなかたった。 でもレッスンの後、ジャニースがロータスのお店を案内してくれ、オーナーの住まいや展示作品なども見せてくれたので、それはとても良かった。 少人数なので、可能だったそう。 展示室は古い猟師の家、お店と住まいはチーズの大きな秤(はかり)があった。 1609年ぐらいの建物だそう。
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昼食は白いご飯と、インスタントの味噌汁、梅干、ふりかけ、お茶づけ。 ベッティはサラダ、うなぎの燻製、シチュー(ご飯にかけるつもりの)など、日蘭交流のランチとなる。

食後のティータイムに、ベッティから私たちみんなへ小さなプレゼント。 昔からあるオランダの子供のおやつを渡され、「こんなふうにして食べたよ」、と話してくれる。 黒いゴムのような飴を親指の爪にはりつけ、なるべく長持ちするようになめたそうだ。 みんなでやってみる。 そして、私がゲストブックに書いたお礼の挨拶を、みんなを代表して読む。 たった2日間だったけれど、友人のように、また家族のように招いていただいたことに、感謝の気持ちがこみ上げてくる。 キャプテンとベッティの優しい気持ちや心遣いがいっぱい感じられ、読んでいるうちに涙があふれた。 すると、キャプテンもベッティもみんな赤い顔になって涙があふれている。 ベッティはポケットティッシュを持ってきて、一人一人に渡してくれた。 そして、荷造りの終わったトランクをタクシーに積み込み、キャプテンとベッティが見送って下さる中、何度も手を振って、メーデンブリックを後にした。 

タクシーでチューリップ畑や牧場を窓の外に見ながら、一時間もかからないうちにホテル・プリンスに到着。 こじんまりとしたきれいなホテル。 荷物を階段でよいしょ、よいしょと運んでいるときに、マルガリータのお母さんがドアを開けて、「マルガリータは?」と言いながら入ってきた。  お母さんは帽子なんぞをさりげなくかぶり、とてもおしゃれ。 80歳とはとても思えないくらい。 お部屋はバスタブなしだったけれど、真っ白いバスルームでとても清潔だった。 ・・・オランダに来て思うこと、鏡もトイレの便座も日本人にとってはちょっと高い。 座れないことはないけれど、背伸び状態かまったく足が届かないか。 
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ディナーは名物のうなぎ料理。 前菜はやっぱりスプーンにのったオードブル。 他にポテト、サーモン、カマンベールのフライなど。 主菜はうなぎだが、なんと一人前2匹くらいずつ、銅製のふた付き鍋に入っている。 スープとともにお皿に取り、フォークとナイフで食する。 すごいコラーゲン、明朝旅に疲れたお肌はいかほどよみがえっていることか。 デザートは何種類かのケーキとアイスクリーム。 洋ナシの赤ワイン煮がとてもおいしかった。 コーヒー、紅茶が出てからは、チョコレートとミントキャンディなど、とても正式なディナーでした。

by watmooi | 2007-10-16 17:06 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 16日

4月26日(土) ヤン・ケース・ロントのレッスン。

朝から少雨の寒い日。 近くのパン屋さんが8時にオープンするのを待って、キャプテンが買ってきてくれたたくさんのパンと、チーズ、ハムで朝食。 9時出発。 タクシーで20分あまり走り、ヤン・ケース・ロントのワーク・ショップへ到着。 作品があちこちにうまくディスプレイされている。 幾棟もつながっていてとても広いので、どこに何があるのか一巡するだけでは覚えられそうにない。 レッスン開始の10時まであちこちあちこち、迷路の中を行ったり来たり。 イミテーションフラワーとドライ、布、チキンネット、鉛のシート、木の枝などありとあらゆるものを本当にうまく組み合わせた作品と、その数の多さに大感激。  ある程度の人数が必要という事で、私たち日本人5 人以外にマルガリータの友達3人、あとカーラ、ベッティも加わり、総勢10人でコルセットのレッスン。

・・・昨日、メーデンブリックの街でとても素敵な花屋さんを見つけ、吸い込まれるように店内に入り、そのお店のオーナーに「日本にあるどこのお花屋さんよりも、more beautiful, more great, more chic」などと、知っている英語のほめ言葉を並べたて、「もしかしてあなたは、ヤン・ケート・ロントですか?」と尋ねると、「いいえ、私はロータスの主人です。」という答え! なんと、次のレッスンをしてくれる、フローリストのオーナーだったのだ。 ヤン・ケート・ロントにも、ロータスにもとても失礼なことを言ってしまったと反省。 なぜなら、二人はまったく別の個性の持ち主で、二人ともスペシャリストだったからだ。(後でもっと知ることになるのだが。) でもにっこりと笑いながら、自分はフレッシュが好きなこと、ヤン・ケート・ロントはドライなどを使うよ、というふうにフォローしてくれ、4月27 日(日)のロータスのレッスンを楽しみにしていることを伝えて、別れた。

そのロータスとはまったく違う、真っ赤なTシャツにジーンズのよく似合うヤン・ケート・ロントが、今、私たちの前にいる。 ワークショップを開いているのがなるほど、とうなずけるほど、材料の使い方、テクニックなど完璧な説明だ。 使いたい材料を9ユーロ以内で探すようにと言われ、手提げのかごと値段を書き込むボードを持って、広い店内を歩き回る。 さっき見て歩いたのに、「どこに何があるの?」ともう右往左往。 それでもあちこち走り回って、使いたい材料をかごに入れて戻ってくる。 そして、いよいよコルセットに取り掛かる。 チキンネットに布を挟み、かなづちで縁取りになる鉛のシートでをたたき、目打ちで前立てに孔を開け、シサル麻で背から胸にかけてのベースを取り付ける。 ウエストのくびれはヤンに手伝ってもらって、「ちょっといいかんじ?」と思えるコルセットの土台が出来上がる。
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 そのあと、それぞれ好みのオーナメント(羽、ガラスペット、ドライフラワー、リボン、ループなど、選ぶものも本当にさまざま)を付けていく。 時々ヤンがみんなのところを回ってきて、手直しをしたり、アドバイスをしてくれたり。 鉛の肩ひもを鉄製の土台にかけ、出来上がった人から作品を撮影してもらう。 背景を考え、コルセットのみと、コルセットを持った作者と二通りの写真。
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ランチはショップも兼ねたカフェに、たくさんの種類のパン、スープは二種類、コーヒー、紅茶、コーラ、ジュースなど各自選べるように並べてある。 ケーキもたくさんある。 食後、ショップの片隅で、ベッドに豚が2匹並んだオルゴールを見つける。 「ある愛の詩」のメロディーに合わせて、くっついたり離れたり。 その動きとメロディーがせつなくかわいい。 迷わず買うと、カーラも同じものを買っていた。 金谷氏も同じものが欲しいと店員に尋ねるが、もうないらしい。 あとで、カーラが金谷氏にオルゴールを譲っていた。(なんて優しいカーラ!!)  
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ランチの後は、店内でショッピング。 布も自分で計って切り、リボン、ベース、本など、欲しいものをどんどんかごに入れていく。 途中ヤンとぶつかるように顔を合わせ、「あなたの着ているTシャツと同じものが欲しい」と言うと「このTシャツが欲しい?」という答え。 後で私の作品のそばに、Tシャツがそっと置かれていた。 全部を持ってレジへ行くと、クレジットカードはだめだとレジの女の子が言うので、またヤンを探しに。 ヤンは私たちの作品を箱に入れ、梱包してくれている。 「ヘルプミー」 と言うと、「OK」と私の後ろについて来てくれる。 選んだリボンすべてを3巻ずつ新品で欲しいこと、今在庫がなかったので揃い次第日本へ送って欲しいことなど、マルガリータを通じてお願いする。 マルガリータと同郷(アルクマール)のよしみということもあって、すべて送ってくれるという。 そして郵便振替で入金することを約束。 私はオランダで借金をしてしまった。 でもなんていい人なんだろう。 「また日本へ来て、デモをして欲しい」と言うと「自分は動くのが嫌いだから、みんなでまた来るように」と。 こんな素敵なワークショップを自分たちで開くことができれば、と車中で話が弾んだ。

マルガリータにあとで聞いた話。 私たちが作っていたコルセットを見て、ワークショップに来ていたオランダ人たちが、「これは日本人が作った」「これはオランダ人が作った」と品定めをしていたそうだが、ことごとく間違っていたそうだ。 日本人の私たちが作ったものの方が、オランダらしくできていたのだ。 私はオランダのお花を始めてから13年。 生徒さんたちも7~8年。 その成果があらわせていたのかも・・・とちょっと嬉しい。

18時くらいにボートに着き、今夜のディナーは魚料理のレストランということで、傘をさし雨風の中を10分くらい歩いてレストランへ。 ウェイトレスの女の子のスタイルのよさに見とれる。 淡々と仕事をしているのだが、微笑と、きちんとした態度に好感が持てる。 前菜はひとつずつスプーンにのせたオードブル。 パンもお魚もとてもおいしかった。 今夜はネティ(マルガリータの幼馴染)が参加し、やはりハッピとカレンダーをプレゼント。

by watmooi | 2007-10-16 17:02 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 16日

4月25日(金) ドイツからオランダへ移動。

朝ちょうど5時。 ちょっとした物音で目が覚める。 そうだ、ミイケがオランダのアルクマールへ車で帰るのだ。 玄関の扉を開けようとガタガタゆすっていると、ガラス越しにミイケが「It’s closed. Bye-bye」と手を振り、あっさりと旅立ってしまった。 もう一度眠れそうもないので、起きることに。 窓辺には、シルバーモスを使って作ったブーケが飾られている。 この日の朝、マルガリータはそれを近所の友人にプレゼントした。(「ベースは返して」と言いながら) 

リブストックのオープンカフェの前で、美しいクリスティーナとさよならのキスを。 みんな嬉しそう。
チューリッヒ12:20発~アムステルダム・スキポール14:10着。 スキポール空港に着くと、マルガリータは「アルプスの少女ハイジ」に登場するロッテンマイヤーさんのように変身。 かばんやカメラは隠す。 ぼやぼやしてないように注意、全員少しは緊張気味。 空港へ迎えに来たミニバスに乗り込み、メーデンブリックへ向かう。 チューリップの畑がまるでストライプのリボンのように見える、いかにも「ここはオランダ」という風景の中を走り、一時間足らずで映画のセットのような街・メーデンブリックに到着。
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街の通りを少し走ると、たくさんの船が停泊している運河が見えてきた。 少し捜して、私たちがお世話になるボート「アクエリアス」の前で降り、トランクを降ろす。 今日から二日間は、マルガリータの友達・カーラのお姉さん夫妻が営む、このボートハウスに宿泊するのだ。 キャプテンであるリンさんが出迎えてくれ、小さな橋を渡ってボートへ。  そこでトランクをあけ、二日間必要なものとおみやげだけを別のバッグに詰め込み、トランクは船尾の船底へキャプテンが降ろしてくれる。 夢のような船。 ボートでの生活。 ダイニングキッチン、リビング、二段ベッドの寝室(四人用と二人用)、バスルーム、そしてプライベートルーム。 トイレの水は心配ないが、シャワーはなるべく短く、一人5分以内がベスト。 「なんでも問題があれば申し出て、快適な生活ができるように」とキャプテンの奥さん・ベッティが説明。
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リビングに集まり、小さなワイングラスにオランダのお酒を注いで、乾杯(プロースト!!) 夜ご飯はベッティさんのおもてなしで、オランダの家庭料理をごちそうになる。 スープ、ミートボール、付け合せにお豆・ポテト、紫キャベツにはりんごソース。 デザートには豆乳(ソヤソース)のカスタードクリームとぶどう、イチゴなど。 食後、おみやげの炊飯器としゃもじ、お米、ハッピ、カレンダーなど渡す。 キャプテンもベッティさんもすごくよく似合う。 今夜はいちばん最初に私がシャワーを使い、その後順に入って5人で15分くらい、と「やればできる」と「資源を大切に」を身をもって実行。 「See you tomorrow」と言って、23時までにベッドへ。 少し狭いのと、トイレのポンプの音を除けば、ボートであることを忘れてしまいそうなぐらい快適。
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by watmooi | 2007-10-16 16:59 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 16日

4月24日(木) 「黒い森を守る会」会長婦人、エリカ・ショイクのレッスン。

朝食後、私と金谷氏はマルガリータの家の庭を見せてもらう。 家の裏の斜面、かわいい小道を歩きながら、「ここからここまで、この畑も、17本のりんごの樹も、上のあの森も・・・」とマルガリータはとても自慢げ。 小さな納屋には道具もそろっている。 納屋の外壁には折りたたみベンチがあり、そこから見渡す景色はとてもかわいい。
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9時半にマルガリータの家の玄関に集合して、「黒い森を守る会」の大きな建物まで、2,3分歩く。 今日は「黒い森を守る会」会長夫人エリカ・ショイクさんのレッスンだ。 昨日のグレナーとはまったく違うものになりそうなので、今日も朝からわくわく。  入口を入ったところにすごい焼き物の花器が並べてある。 これはまさか、展示してある作品だろうと思いきや、それらの花器も使って欲しいとのこと。 陶芸家のビルギッタさんもいらしていて、「彼女の作品を生かさなくては」という思いから、私は一番大きな丸い花器を選ぶ。 花材はすべてエリカさんのお庭から調達したそう。 すばらしい八重の桜、ボケ、ヒイラギ南天、柳、初めて見たクルクルとカーブを続ける枝、モクレン、クリスマスローズ、チューリップ、ムスカリ、シラー、トクサ、モス、しゃくやくなどなど。 それぞれの花器に何をどのように使おうか、みんな考えたり、相談したり、譲り合ったり。 そのがやがやもすぐに静けさにかわり、それぞれが思い思いの作品に、真剣に取り組んでいる。 ときどき、「先生これは? これとこれではどっち?」などの相談に応じながら、自分の作品に没頭する。 花器の作者ビルギッタさんも時々控えめに見に来られる。 気に入ってもらえているのか、少し気になる。 午前中に一人2作品ずつ完成させたが、それでもまだ花材がたくさんあるので、もう一つずつ作れそう。 
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ランチはエリカさんの手料理。 スープとパンとデザートのケーキ(2種類)、紅茶、コーヒー。 みんなスープのおかわり、ケーキも両方とも食べたいから、と「ハーフ、プリーズ」「チョット、プリーズ」など勝手なことを言う。 そんな私たちに、エリカさんはあくまでも静かでおおらかだ。 
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ランチの後は、ドイツ伝統のクラフト、トロッケン・ゲビンデ作り。 細いデザイナーズワイヤーに、これまた細いワイヤーを通してシナモンに巻きつけたり、グローブの一個の頭に10粒のビーズを巻いたり。 そうしたものを、オアシスフィックスを貼り付けた土台に、少しずつ少しずつ押し込むようにさしてゆく。 朝のアレンジとはずいぶん違って、エリカをはじめ、みんながひとつのテーブルに顔を押し付けるように作業をしている。 ゲビンデがこんなにもたいへんなものだったとは!! 目のよく見える二人を除き、年頃の4人(マルガリータを含む) は、ずいぶんとエリカのお世話になる。 半分くらいでいったん切り上げ、バスでガーデニング・ホームセンターへ、資材の買い付けに向かう。
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すばらしいお天気で、タンポポやキンポウゲでまっきいろに見える。 丘や畑、牧場、かわいい集落を、時折窓の外に見ながら、20分ほどでホームセンターに着く。 日本の資材屋さんでもありそうなものや初めて見るもの、グレナーが使ったものなど、あっちへ行ったり、こっちへ来たり。 私はここでなんと275ユーロ(3万5千円くらい)も使ってしまった。 これらの材料はレッスンにいつ登場するか、お楽しみに。 結局17時頃までここにいて、ゲビンデは日本でのホームワークということになった。 準備万端整えてくださったエリカには申し訳なく思う。 でも、ドイツの伝統のクラフトを習えたことは、私たちにとってとても勉強になった。 デコラティブなワイヤーの使い方など、応用できそう。

夕食はエリカさんご夫妻をお招きして、前回のツアーで泊まった小さなホテル「スワニン」にてディナー。 陶芸家のビルギッタさんは遠慮されたようだ。 メニューは前菜にホワイトアスパラ、グリーンアスパラ、いのししの肉の生ハム。 スープはホワイトアスパラ。 主菜は鹿肉のソーセージ、付け合せにジャーマンポテト。 デザートにはマジパンのアイスクリーム。 日本人の口に合うかどうか心配しながら、マルガリータの「おいしいよ」という言葉にやや押されぎみに決めたのだが、本当においしかった。 もちろん、ワインも。 デザートの時にエリカにおみやげを渡す。 何度も心変わりの末、ミイケが最終的にあきらめた赤い着物の押し花フレームと水引、ビルギッタさんには日本の花のカレンダーをことづけた。 みんなが4泊したリブストックホテルと、私が4泊させてもらったドイツ・シュトリンゲンのマルガリータの家とも明日でお別れ。
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by watmooi | 2007-10-16 16:54 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 16日

4月23日(水) ドイツ・ベーシックハイムにて憧れのデザイナー、トーマス・グレナーのレッスン。

朝3時に目が覚めてしまう。 トーマス・グレナーに会えるのが、それくらい意味のあることだと改めて思う。 8時、リブストックにて朝食後、バスでアウトバーンを2時間ほど走り、グレナーのアトリエ「テラコッタハウス」があるベーシックハイムの街へ向かう。 バスの運転手はこの街が初めてなのか、案内図を見たり、途中で人に聞いたりしている。 通りすがりのおばさんが自転車から降りて、大きな声で何か言っている。 ドイツ人とオランダ人のやりとりがややあって、さっき入りかけたところがグレナーのテラコッタハウスと分かる。

大きなテラコッタのある前でバスから降りると、細長い道の向こうにあるアーチから、グレナーが笑いながらこちらに歩いてくる。 ドイツ語で「よく来たね」と言ってくれているみたい。 全員目をキラキラと輝かせきゃあきゃあ、わあわあ叫びながら握手をする。 
まず、プレッツェルと紅茶、コーヒーでもてなしてくれる。 最近の作品展やウェディングの写真を見せたりしながら和やかな時間。 娘のシモーネちゃんや2歳のルイス君も一緒に。

お茶のあと庭に案内され、使いたいものは何でも使うようにと言いながら、彼はナイフで自分の作品に使うものを切っていく。 みんなが黙ることなく、庭の花や樹に目をやっている中、ルイス君が何回も大きな声で「パパー、パパー!」と叫んでいる。 グレナーも「ルイース! こっちだよ」というふうに大きな声で答えている。
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午前中は彼とパートナーのジーグリン・デリードさんとでデモンストレーション。 彼の作品はどれも光や風、香りが通り過ぎるような感じがする。 どのアレンジにもベースとのこだわり、そしてテーマ性がある。 手を伸ばせば届くところにあるグリーンや枯れたものをうまく生かし、魔法のように仕上がっていく。 モダン・クラシックに分けられたデザイン、そして静物画(ユーゲンスティル)として出来上がった作品、なるほどと思いつつため息が出てしまう。 アクセントのつけ方に彼独特のものがある。
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ランチはバスで近くの街にあるレストランへ。 グレナーの家族とシモーネのボーイフレンドも一緒に。 ここでグレナーにプレゼントを渡す。 ポール・スミスの紺地に菊のプリントのシャツと金・朱・赤の水引、日本の花を描いた版画のレターセット、そして金谷氏と私のカレンダー。 スープとサラダ、パンのランチを終え、市庁舎の前で記念写真。

午後からは、バラ模様、ストライプ、オレンジ色の口の狭いベースなど、彼オリジナルのベースを使って作品を3つずつ作る。 必要なものは、庭から何でも切っていいと言われ、各自自分のデザインに取り組む。 花器と花、色の組み合わせ、効果的な花材の使い方等を教えたいらしく、アドバイスとチェックも納得のいくように説明もじゅうぶんだ。 

そして、出来上がった一人一人の作品を写真撮影。 背景のいい場所をグレナー自身が探し出し、手のひらで掃除して、ベースを置きやすいスペースをつくってくれたり、とても行き届いた心遣いだ。 グレナーのアトリエも兼ねている自宅は、大きく3つの建物があり、その庭のどこでもが撮影にふさわしい場所になる。 フォトグラファーの金谷氏は、二人のアシスタントをグレナーにつけてもらい、朝から見せてもらっていた庭のあちこちで、グレナーの作品の撮影をしている様子。 

その日グレナーの店にはお葬式の花の注文があり、とても忙しいというのに、レッスン終了の予定時間を過ぎても、ティータイム、記念撮影と温かくもてなしてくれた。 バスに乗り込む前には、一人一人の頬に3回のキス、そして握手。 バスに乗ってからも、ルイス君を抱っこしたグレナーとシモーネちゃんが手を振っている。 「もう見えなくなった」とみんなが前を向いて座りなおすと、今度は違う道角に3人の姿が!! シモーネちゃんはバスの横を走りながら手を振ってくれている。 なんて嬉しい! そしてなんて温かい人たちなんだろう。
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帰路、マルガリータはドイツ語の通訳が無事に済んだこと、みんながすごく喜んでいること、レッスンがよかったこと、グレナーからブーケのプレゼントをもらったことに大満足、ほっとした様子だった。 その日の夜はホテルでディナー。 ホワイトアスパラのお代わりまでして、食後は手回しオルガンをみんなで楽しむ。 私たちもとてもハッピーな一日だった。

by watmooi | 2007-10-16 16:46 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 15日

4月22日(火) ドイツ南部の街・フライブルグを散策。

リブストックのダイニングで、ハム・ソーセージ、チーズ、ヨーグルト、ゆで卵、パン、コーヒー・紅茶の朝食をとり、バスで黒い森へ。 シュヴァルツバルツの森までは、アルプスの少女ハイジが出てきそうななだらかな丘、かわいい家。 どの家にもイースターの飾りがしてある。 牛が草を食べている牧場を右に左に、カーブの多い道をフライブルグまで。 森に入ると霧がかかったり晴れたりしながら、黒い森と言われるシュヴァルツバルツのひんやりとした綺麗な空気を肌に感じる。
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ドイツトウヒの大きな樹の葉・枝はすべてと言っていいほど、下に垂れ下がっている。 そして古くなった樹には、グレーの何かがたくさん枝の上にのっている。 バスの後ろからミイケが、それがモス(苔)であることを教えてくれる。 とても空気の綺麗なところしか、そうならないそうだ。 バスを少し止めてもらって、落ちた樹の枝にくっついたモスを見ると、4月のイースターアレンジのレッスンで使ったシルバーモスと同じものらしい。 全員わあわあ言いながら、ドライバーに大きなポリ袋をもらい、モスのついた枝やドイツトウヒの松ぼっくりなどいっぱい入れ、再びバスへ。
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途中、大きなドームのある教会でバスを降り、中を見学。 高い天井には大きなフレスコ画。 前には立派なパイプオルガンと祭壇。 そこには、イースターのせいか黄色のバラを使った典型的なクラシックスタイルのアレンジが飾ってある。 大きな柱や壁にはガーランドとフェストーンの彫刻。 さすがヨーロッパ。 私たちが勉強してきたことを実際この目で確かめられて、とても感激。

カーブの道が多いせいで車酔いがひどい二人を乗せ、バスはフライブルグの街へ。 街の中央にある教会広場では花、野菜、雑貨などの青空市が開かれていて、たくさんの人でにぎわっている。 花売場はバラ・マム(菊)・金魚草などとてもカラフル。 小さな花のスズランを見つけ、帰りに買おうと相談。 ランチを取る店に「12時集合」と言われ、全員放し飼いとなり街へ。 
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日本のお茶やそばなども置いてあるナチュラルハウスというお店で、薄緑色の麻のドレスを試着。 バーゲンで79ユーロだったので購入。ランチはシュニッツェル(子牛のカツレツ)を注文。 リゾットを注文した人に、リコッタチーズのラビオリが運ばれてくる。 マルガリータの発音をウェイトレスが聞き違えたらしい。 でも、ラビオリもシュニッツェルもとてもおいしい。 ランチの後、一時間あまり再度フリータイム。 この日はとてもよく晴れていて暑いので、ミネラルウォーターを買い込みバスにて帰路へ
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シュトリンゲンに戻り、マルガリータの知り合いのお店で雑貨・キッチン用品など、たくさん買い込む。 そこで買ったブリキのお皿とグリーンのガラスベース、キャンドル、黒い森で拾ってきたシルバーモスの枝、フライブルグの市で買ったりんご、バラ、スズランなどを使って、今夜のパーティ用のアレンジをみんなで作る。
今夜のお客さんは、シュトリンゲンの市長さんだったご夫妻。 生ハム・ソーセージ・ハム・温かいハム、何種類かのチーズ、ポテトサラダ・マカロニサラダ、パン、赤・白ワイン、ビール。 パーティの後、2階のリビングに集まって、お土産を渡す。 ミイケには、帯地で作ったポシェットのつもりで用意してきたが、赤い着物を使った押し花のフレームの方がいいと彼女。 それでもいいよと言ったが、彼女はマルガリータが先に買っておいたブルーの着物の押し花フレームが、いちばん気に入ったみたい。 家の掃除やペンキ塗りなど、いろいろお世話になったので、マルガリータは彼女がいちばん欲しいものを選ぶようにと説明。 その夜のうちには決定できずに、明日までに考えておくとミイケ。 (最終的にはポシェットに決定。ミイケがマルガリータへ言ったこと、「いちばん変わるのは、人の気持ち」だそうだ。)
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明日はいよいよ、いよいよトーマス・グレナーのレッスン!

by watmooi | 2007-10-15 16:32 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)
2007年 10月 15日

4月21日(月) 午後15時 チューリッヒに到着。 雨。2

オレンジ色のリボンをつけた6個のトランクと3個のお土産用炊飯器とをカートに載せ、いとも簡単に税関を通過。 トランクが出てくるまで、お迎えのマルガリータ(日本在住のオランダ人で私の友人、一足先にドイツへ行ってツアーの準備をしてくれていた))が見えないので、彼女の携帯に電話してみる。 ミイケ(マルガリータの夫・シェフケ・ダンカースのお姉さん)らしき人の声が聞こえる。 「 Where is Margrieta ? 」と聞くと、「今空港にいるから、Don’t worry」をくりかえす。あたりを見回すと、綺麗にメイクアップしたマルガリータがガラスの向こうで手を振っていた。 「ようこそ、お疲れさまでした」となつかしい笑顔。

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ドイツ南部にある街シュトリンゲンまでは小さなバスで40分。 「なんて可愛い!」と思わず叫んでしまうホテル「リブストック」の前に下車すると、奥さんのクリスティーナさんが彼女の仕事着でもある民族衣装を着て、笑顔で迎えてくれる。 それぞれのキーをもらい中へ入ると、素敵な窓とベッドがあるとても可愛いお部屋。 ここで4泊とはなんて幸せ! 
・・・という私はもっと幸せ!!  なんとマルガリータの家の客室に泊めてもらえる。 ホテルから歩いて1分のところにあるマルガリータの家へ案内してもらう。 ムスカリと卵を使ったマルガリータのアレンジが迎えてくれる。 入った玄関には私がプレゼントしたドライフラワーのアレンジ。 もうひとつの窓には、娘が作ったアレンジも置いてある。 これがマルガリータの話にいっぱい出てきた、「ドイツの私の家」なんだ。 なんて素敵!!

by watmooi | 2007-10-15 16:22 | ドイツ・オランダ花旅行 | Comments(0)